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指揮者プロフィール 詳細情報

大町 陽一郎
  • 大町 陽一郎

専任指揮者
大町 陽一郎

 1931年、東京に生まれる。1954年東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。在学中、渡邊暁雄、クルト・ヴェスに指揮法を学ぶ。同年ウィーン国立アカデミー留学、スワロフスキーの許で指揮法を学ぶ。1956年指揮科を卒業後は、カール・べーム、ヘルベルト・フォン・カラヤン、フランコ・フェラーラに師事し、60年に日本フィルを指揮して帰国演奏会を開き成功をおさめた。61年より10年間、東京フィルの常任指揮者としてその黄金時代を築く。
 一方、オペラの指揮者としても二期会や藤原歌劇団などでオペラ、オペレッタの指揮も数多く行う。68年からはドルトムント市立歌劇団の専属指揮者としても数多くのオペラ、オペレッタ、バレエ、ミュージカルの公演に従事し、貴重な体験を積む。指揮した外国の主要なオーケストラはベルリン・フィル、ウィーン交響楽団等多数に及び、また、オペラ指揮者としては、ベルリン国立歌劇場、プラーハ・スメタナ国立歌劇場に客演するなど、シンフォニーとオペラの両面で活躍している国際的指揮者。
 1980年2月、日本人として初めてウィーン国立歌劇場に登場。「バタフライ」を指揮して絶賛を博す。また、8月にはクリーブランド管弦楽団を指揮してアメリカにデビューした。1982年より84年にかけてウィーン国立歌劇場の専属指揮者として、オぺラ、バレエの公演を指揮した。
1988年より2年間、ケルン日本文化会館館長として、日独文化交流に尽くした功績により1992年春、ドイツ連邦共和国功労勲章「大功労十字」を授与された。1992年10月には日中修交20周年記念公演として、上海歌劇院より招かれて、「トゥーランドット」の中国語による上演を3回指揮した。1995、96年には、北京中央歌劇院によって、北京でのイタリア語による初演を行い、同歌劇院より名誉芸術顧問に任命される。1996年、日本人初のウィーン市名誉ゴールド・メダルを受賞。著書には、講談社刊「クラシック音楽へのすすめ」がある。ドイツ・ヨハン・シュトラウス協会名誉会員。東京藝術大学名誉教授。


(2010年3月現在)

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