MOM財団（The Miracle Of Music Foundation） プレスリリースより抜粋

チョン・ミョンフン
©ヴィヴァーチェ

　マエストロ・チョン・ミョンフンがイタリア大統領セルジョ・マッタレッラ氏より、イタリア共和国功労賞（公式タイトル：イタリア共和国功労勲章コンメンダトーレ）を授与される。 本勲章は、様々な分野での活動を通じてイタリアと諸外国との友好と協力関係に貢献した個人を讃える目的で1951年に設立された。マエストロ・チョンはイタリアの文化や芸術の発展及び世界での国際交流に貢献してきたとして知られている。

　この勲章はフランス政府から授与される権威ある勲章レジオン・ドヌールに匹敵するもの。マエストロ・チョンは、レジオン・ドヌール「オフィシエ」「シュヴァリエ」「コマンドゥール」というフランスの文化芸術賞のすべてのクラスを既に受賞するという栄誉に預かっている。

　イタリアでのマエストロ・チョンへの愛はフランスに勝るとも劣らない。マエストロは過去数十年間、スカラ・フィルハーモニー管弦楽団、ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団、フェニーチェ歌劇場管弦楽団等、数々のイタリアの主要オーケストラを指揮。音楽を通じ、イタリアでの評判を高めて来た。

　マエストロ・チョンは、1989年にアルトゥーロ・トスカニーニ賞、1988年と2015年の2回、イタリア音楽評論家協会による「フランコ・アッビアーティ音楽評論家賞」を受賞。ヴェネツィアの文化発展促進への貢献を讃えてフェニーチェ歌劇場より「ウナ・ヴィータ・ネッラ・ムジカ賞」が、またヴェネツィアの名誉市民として「ヴェネツィアの鍵」が贈られた。

　マエストロは2017年5月26日、シチリア島タオルミナG7サミット特別公演でスカラ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してスポットライトを浴びた。多くの著名な指揮者を生んだこの国がどれだけマエストロを愛し信頼しているかを、この事は表している。マエストロ・チョンは、受勲を非常に光栄と感じており、イタリア韓国間の文化交流を改善するために最善を尽くすと語った。

　叙勲式典は、7月6日に在韓イタリア共和国大使館で開催され、 在韓イタリア大使マロデラ・セタ氏がイタリア大統領に代わって叙勲を行う。