
【聴きどころ】首席指揮者アンドレア・バッティストーニが待望のリヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』を取り上げる。大編成になるほどその実力を発揮するバッティストーニ。オーケストラを存分に鳴らし、オペラ指揮者として磨かれた表現力で作り上げる標題音楽に期待したい。マエストロがレスピーギ、カゼッラに続いて紹介するのは、イタリアのいわゆる「80年世代」のピツェッティ。かつてカラヤンもその才能に注目していた作曲家。「夏の協奏曲」(1928)は、東京フィルが日本初演した、所縁のある作品。管弦楽のための3楽章の協奏曲だが、ピツェッティの田園交響曲と言われることも。自然をキーワードにした2作品のカップリングはバッティストーニならではのこだわりだ。
文:柴辻純子(音楽評論家)
【特集】
▷ 【特別寄稿】アンドレア・バッティストーニが綴る 母なる自然へのふたつの音楽的アプローチ――哲学的対話と生命への讃歌
(文=アンドレア・バッティストーニ/訳=井内美香)
9月定期演奏会は首席指揮者アンドレア・バッティストーニが登場。待望のリヒャルト・シュトラウス『アルプス交響曲』をメインに、自然と人類との対話や感受をモチーフにしたスケールの大きな2作品を取り上げます。バッティストーニが今回のプログラムについて綴りました。
【メッセージ動画】
9月定期演奏会
9月11日[木]19:00開演
サントリーホール
9月12日[金]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
9月14日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ
(東京フィル 首席指揮者)
ピツェッティ/夏の協奏曲
R. シュトラウス/『アルプス交響曲』
1回券料金
SS席 | S席 | A席 | B席 | C席 | |
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チケット料金 | ¥15,000 |
¥10,000 |
¥8,500 |
¥7,000 |
¥5,500 |
※( )…東京フィルフレンズ、WEB優先発売価格(SS席は対象外)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))| 独立行政法人日本芸術文化振興会/公益財団法人アフィニス文化財団
協力:Bunkamura(9/14公演)