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2018年2月14日(水)

3月定期演奏会 グルダ「コンチェルト・フォー・マイセルフ」出演者決定!



 3月定期演奏会でのグルダ「コンチェルト・フォー・マイセルフ」は、ジャズ・ピ アノのソロにドラムとエレクトリック・ベースが加わっての、“ピアノ・トリオ”との共演が大きな見どころ。今回、ピアニスト小曽根真とともに欧米で演奏活動を重ねてきた2人のプレイヤーが加わります。
 1988年3月、ミュンヘンで作曲家自身の弾き振りで初演されてから今年でちょうど30年。時空を超えた作曲家のメッセージを、現代最高のプレイヤーたちとともにお届けします。



小曽根真からのメッセージ


©Shumpei Ohsugi

 今回、ジャズ・ミュージシャンの中でもクラシック音楽に造詣が深く、共演歴も多い2人の音楽家とのトリオで東京フィルと共演することに喜びを感じています。
 グルダは元々クラシックのピアニストとして成功しながら、クラシックだけではつまらなくなってジャズを試み、再びクラシックに戻り……と、ジャンルを行き来していた人です。「コンチェルト・フォー・マイセルフ」はジャズっぽいところが確かにありますが、どちらかというと「モーツァルトが1970年代に生きていたらこんな曲を書いたんじゃないかな」というような、クラシックから見たジャズや他のジャンルの音楽のイメージを形にしたもののように思えます。ですから“本格的な”ジャズ作品ではないかもしれません。しかし、作品からはジャンルの越境に対するグルダの思いが伝わってきます。
 グルダは、1993年の来日会見の際に、「日本には小曽根真という素晴らしい若いピアニストがいる」とコメントしてくださったと聞いています。僕は直接には会えませんでしたが、僕のことを知っていてくれた彼が30年前に書いた音楽を、今この時代に生きる僕たちの演奏で進化させて実現させられることに大きな意味を感じています。演奏会は3日ありますから、3日とも違ったものが生まれるはず。僕達がやっている音楽は、先の予測がつかない中で起こる事柄に一つ一つ対処して、自分の“手”を繰り出していくという点では皆さんの人生と同じです。ぜひ、“予測不能”な一度限りの体験を楽しんでいただきたいと思います。


アンドレア・バッティストーニ指揮3月定期演奏会

【残席わずか】

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3月7日[水]19:00開演(終演予定21:10)
東京オペラシティ コンサートホール
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3月9日[金]19:00開演(終演予定21:10)
サントリーホール
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3月11日[日]15:00開演(終演予定17:10)
Bunkamuraオーチャードホール

指揮:アンドレア・バッティストーニ(東京フィル首席指揮者)
ピアノ:小曽根真*
ドラムス:クラレンス・ペン*
エレクトリック・ベース:ロバート・クビスジン*


グルダ/コンチェルト・フォー・マイセルフ*
ラフマニノフ/交響曲第2番


※終演時刻は予定のため、変動することがございます。予めご了承ください。


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