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2016年7月15日(金)
【公演レポート】長岡特別演奏会 小森昭宏/音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」
文=鹿又紀乃(東京フィル広報)
6/5(日)、新潟県長岡市で長岡特別演奏会が行われました。黒柳徹子の大ベストセラー小説『窓ぎわのトットちゃん』の物語に、作曲家・小森昭宏が音楽をつけたこの音楽物語を聴きに、多くのお客様が長岡リリックホールを訪れました。客席にはご年配の方をはじめ、小さなお子様を連れたファミリーの姿も。上演中、お話と語りに涙ぐむお客様もみられ、カーテンコールでは温かな拍手に包まれました。
終演後、お客様に公演の感想を伺ってみると、「徹子さんの語りに感動した。小学生時代を思い出した」、「音楽から、物語の絵が浮かぶようだった」といった言葉のほかに「トモエ学園の校長先生やトットちゃんママの、トットちゃんに対する接し方を見て、子どもの教育について考えさせられた」といった、子育て世代ならではの感想もいただきました。
楽団員からみた「トットちゃん」の魅力
◆フルート首席奏者 斎藤和志
「トットちゃん」のお話はいわずと知れた国民的名作ですけれども、そのお話に小森昭宏先生が曲をつけたこの「音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』」は、なんといっても音楽が良いんです。劇中の情景や登場人物の個性がメロディーのなかに巧みにちりばめられていて…、いわば日本における劇伴音楽の金字塔ではないでしょうか。
語りをつとめる黒柳徹子について―――
黒柳さんが「みなさん、こんにちは」と一言しゃべるだけでその場が「徹子の部屋」になってしまうんです。圧倒的な存在感、「トットちゃん」の語りは黒柳さん以外に考えられないのではないかと思います。
◆コンサートマスター 依田真宣
黒柳さんのお人柄・ご経験をご本人の語りで音楽とともに伝えられるとても貴重な公演だと思います。前半の小学校のシーンと、後半の戦争の場面では音楽の雰囲気がガラッと変わるので、そこにも注目して聴いていただければと思います。
語りをつとめる黒柳徹子について―――
黒柳さんはとても不思議な魅力を持った方だと思います。
飾っている風でもなく、ただ、純粋に思ったことをお話になっているのだと思いますが、それがいつの間にか、周りの空気や雰囲気を明るく、楽しい気分にしてしまうのです。
これは本当に凄いことです。
この黒柳さんの魅力を最大限に感じることが出来るのが、「窓ぎわのトットちゃん」だと思います。
個人的には何度でもご一緒に、この素晴らしい音楽物語を演奏したいですね。
長岡特別演奏会ハイライト
今年の8/15(月)に行われる「ハートフルコンサート2016」公演でも、長岡特別演奏会と同じく、小森昭宏/音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』を黒柳徹子の語りでお贈りいたします。
ただいま、チケット発売中!たくさんのお申込み待ちしております。
ハートフルコンサート2016
黒柳徹子が東京フィルと贈る大人気コンサート
8月15日(月)18:30開演(18:00開場)
サントリーホール大ホール
指揮:尾高忠明
お話・語り:黒柳徹子
今井光也/東京オリンピック・ファンファーレ
古関裕而/東京オリンピック・マーチ
黒柳徹子の語りとオーケストラによる
小森昭宏/音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』 ほか
S席 | A席 | B席 | C席 | 車椅子席 | |
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チケット料金 | ¥6,200 |
¥5,100 |
¥4,100 |
¥3,600 |
¥3,100 |
※曲目・演出等は変更になる場合がございます。