1953年韓国ソウル生まれ。マンネス音楽学校とジュリアード音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。1974年チャイコフスキー・コンクール ピアノ部門で第2位。その後、ロスアンジェルス・フィルにてジュリーニのアシスタントとなり、後に副指揮者となる。ザールブリュッケン放響の音楽監督および首席指揮者(1984~89)、ローマ・サンタチェチーリア管の首席指揮者(1997~2005)、フランス国立放送フィルの音楽監督(2000~)にも就任、1997年に本人が創設したアジア・フィルハーモニー管の音楽監督も務める。2001年東京フィルハーモニー交響楽団のスペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーに就任(現・桂冠名誉指揮者)。また、母国の韓国ではソウル・フィルの音楽監督(2006~)を務める。2012年からは、シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者にも就任。アジアの若い演奏家への支援、ピアニストとして室内楽公演に出演するほか、ユニセフ親善大使、アジアの平和を願う活動など、多岐にわたり活躍している。近年は自ら韓国にミラクル・オブ・ミュージック(MOM)財団を創設し、アジアの若手演奏家を支援する活動も始めた。