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東京フィルハーモニー交響楽団の2023シーズン定期演奏会(全8回)は名誉音楽監督チョン・ミョンフン(1月・7月)、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ(3月・11月)、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ(2月・5月)のトロイカ(3頭)チームが2回ずつ担当、残り2回は桂冠指揮者の尾高忠明(6月)、1991年生まれのフランスの新鋭クロエ・デュフレーヌ(10月)が新旧のアクセントを打つ。

(文・池田卓夫)


1月


©上野隆文

1月のシーズンオープニングは名誉音楽監督マエストロ・チョンシューベルト『未完成』(第7番)ブルックナー「第7番」と、ともにウィーンで生涯を終えたロマン派初期と後期の作曲家2人を代表する交響曲を並べた。東京フィルとはベートーヴェン、ブラームスの交響曲全曲を演奏、マーラーも頻繁にとり上げるなど、マエストロ チョンのドイツ=オーストリア音楽への傾倒には、並々ならないものがある。ドイツ語圏のオーケストラとの共演歴も長い。どこまでも正攻法のアプローチから円熟の味わいが立ち上り、「もっともっと深いところから、音をほりおこして!」と鼓舞し続けてきた東京フィルから、魂を揺さぶる響きを引き出すに違いない。


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2月


©藤本崇

2月は特別客演指揮者プレトニョフ。久しぶりにドイツ音楽の王道、ベートーヴェンと向き合う。「ピアノ協奏曲第5番『皇帝』」はかつて自身のソロでも録音した作品。指揮者とピアニスト、2つの視点から立体的に音楽を構築するはずだ。ピアニストは2022年、米テキサス州の第16回ヴァン・クライバーン国際コンクールに優勝した18歳(当時)の韓国人、イム・ユンチャン。プロフェッショナルの風格をすでに十分、身につけている。後半には得意のロシア音楽、チャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」を選んだ。演奏機会は稀ながら、ドラマの起伏に満ちたスペクタクルな作品。プレトニョフ十八番の1つである。



3月


©上野隆文

3月は首席指揮者バッティストーニベルリオーズ「序曲『ローマの謝肉祭』」(1844)、サン=サーンス「交響曲第3番『オルガン付』」(1886)と約40年を隔てた19世紀フランス音楽2曲の間に20世紀のアルフレード・カゼッラ(1883-1947)の「狂詩曲『イタリア』」(1909)を置く。2023年が生誕140年に当たるカゼッラはイタリアでは珍しく、オペラよりも交響曲、管弦楽曲、ピアノ曲などに力を注いだ作曲家。2021年に日本初演した自作の「フルート協奏曲『快楽の園』」が象徴したように、バッティストーニは音楽の色彩感、絵画性に強い関心を持ち、3曲を鮮やかに描き分けるだろう。



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5月


©上野隆文

5月はプレトニョフ。ロシアのピアニスト&指揮者としての大先輩、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の生誕150周年&没後80周年の二重アニヴァーサリーに因み、管弦楽曲ばかり3曲の特集を組んだ。興味深いのはそれぞれの作品番号と初演年。「幻想曲『岩』」作品7は1895年、アルノルト・ベックリンの同名絵画に想を得た「交響詩『死の島』」作品29は1909年、アメリカ亡命後の「交響的舞曲」作品45は1941年。19世紀末から20世紀半ばまでの長期にわたるラフマニノフの作風の変化をピアノ音楽抜きで検証する画期的、ある意味学究的でもあるプログラミングといえる。

6月


©上野隆文

6月は桂冠指揮者尾高忠明。ラフマニノフのアニヴァーサリー“バトン”をプレトニョフから受け継ぐ。若く希望に燃えていた作曲家&指揮者のラフマニノフ青年が苦悶した「交響曲第1番」と、そこから当時最新の心理療法の助けも借りて立ち直り、大成功を収めた「ピアノ協奏曲第2番」 。蹉跌と再起を一対にした選曲もかなり、ひねりが効いている。ピアノ独奏は2001年生まれの新鋭で2022年、パリのロン=ティボー国際音楽コンクールピアノ部門で第1位・評論家賞・聴衆賞に輝いた亀井聖矢。冒頭には2021年に亡くなった尾高の実兄、 尾高惇忠の代表作「オーケストラのための『イマージュ』」を置いた。1981年に忠明と東京フィルが初演、兄弟の父の尚忠にちなむ「尾高賞」を授かった名作だ。

7月


©上野隆文

7月はマエストロ・チョン。折に触れ取り組んできたオペラの演奏会形式上演で、今回はヴェルディ後期の傑作『オテロ』(1887)に挑む。2022年10月定期のヴェルディ最後のオペラ、同じくシェイクスピアに基づく『ファルスタッフ』を指揮するのは全く初めてだったが、日本での『オテロ』は2013年4月のフェニーチェ歌劇場(ヴェネツィア)とのツアー以来10年ぶり。舞台上演と演奏会の違いを超え、過去10年間のヴェルディ指揮者としての円熟をつぶさに味わう好機だろう。マエストロ・チョンが指揮すると、どのオペラも生き物のように動き出し、最初から最後まで一気に突き進む。



10月


ⒸYves Petit

10月は初来日のクロエ・デュフレーヌ。歌劇場の児童合唱団で歌っていた時、管弦楽に魅せられて指揮者を志し、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーに留学、多くのマエストロを輩出したヨルマ・パヌラ一門の教育を受けた。2021年にブザンソン国際指揮者コンクールの最高位入賞、聴衆賞とオーケストラ賞の受賞で注目され、東京五輪閉会式では次のパリ大会に向け、フランス国立管弦楽団を指揮する映像も流れた。サン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番」ベルリオーズ「幻想交響曲」と、2人の作曲家を3月のバッティストーニから引き継ぐが、冒頭に生誕130周年の女性作曲家リリ・ブーランジェ「春の朝に」を置いたのが目を引く。92歳の天寿を全うした姉ナディアに対し、妹リリは「ローマ大賞」受賞などで将来を嘱望されながら、24歳で夭折した。サン=サーンスのソロは2022年仙台国際コンクールの優勝者、中野りな




11月


©上野隆文

11月はバッティストーニ「シェイクスピアとチャイコフスキー」をテーマに『テンペスト』『ハムレット』『ロメオとジュリエット』の幻想曲、幻想序曲を一気に演奏するばかりか、チェロ独奏が活躍する「ロココの主題による変奏曲」では協奏曲の醍醐味も。ソロは2019年ARDミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で日本人初の優勝を遂げて以来、世界に活躍の場を広げる佐藤晴真が担う。シェイクスピアにはマエストロ・チョンの『オテロ』(オペラ演奏会形式)、チャイコフスキーにはプレトニョフの『マンフレッド』という導火線もあり、シーズンの締めくくりにふさわしい。少年時代のバッティストーニは音楽と文学、どちらに進もうかと迷い、チェロを学んでいて突然、指揮の機会が訪れた時に振ったのがチャイコフスキーだった。自伝的プログラムでもある。





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2023シーズン定期会員券発売日

最優先発売日

2022年11月18日(金)

優先発売日

2022年11月19日(土)

一般発売日

2022年12月13日(火)

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11月19日(土)10:00 ~ 12月12日(月)23:59

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