1月定期演奏会

チケットを購入
1月26日[木]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
1月27日[金]19:00開演
サントリーホール
チケットを購入
1月29日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール

指揮:チョン・ミョンフン
(東京フィル 名誉音楽監督)


特設ページはこちら


シューベルト/交響曲第7番『未完成』
ブルックナー/交響曲第7番(ノヴァーク版)



【聴きどころ】1月のシーズンオープニングは名誉音楽監督のマエストロ・チョンシューベルトの『未完成』(第7番)ブルックナーの「第7番」と、ともにウィーンで生涯を終えたロマン派初期と後期の作曲家2人を代表する交響曲を並べた。東京フィルとはベートーヴェン、ブラームスの交響曲全曲を演奏、マーラーも頻繁にとり上げるなど、マエストロ チョンのドイツ=オーストリア音楽への傾倒には、並々ならないものがある。ドイツ語圏のオーケストラとの共演歴も長い。どこまでも正攻法のアプローチから円熟の味わいが立ち上り、「もっともっと深いところから、音をほりおこして!」と鼓舞し続けてきた東京フィルから、魂を揺さぶる響きを引き出すに違いない。(文:池田卓夫)




2月定期演奏会

チケットを購入
2月22日[水]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
2月24日[金]19:00開演
サントリーホール
チケットを購入
2月26日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール

指揮:ミハイル・プレトニョフ
(東京フィル 特別客演指揮者)
ピアノ:イム・ユンチャン*
(2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝)


特設ページはこちら


ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番『皇帝』*
チャイコフスキー/マンフレッド交響曲


【聴きどころ】2月は特別客演指揮者プレトニョフ。久しぶりにドイツ音楽の王道、ベートーヴェンと向き合う。「ピアノ協奏曲第5番『皇帝』」はかつて自身のソロでも録音した作品。指揮者とピアニスト、2つの視点から立体的に音楽を構築するはずだ。ピアニストは2022年、米テキサス州の第16回ヴァン・クライバーン国際コンクールに優勝した18歳(当時)の韓国人、イム・ユンチャン。プロフェッショナルの風格をすでに十分、身につけている。後半には得意のロシア音楽、チャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」を選んだ。演奏機会は稀ながら、ドラマの起伏に満ちたスペクタクルな作品。プレトニョフ十八番の1つである。(文:池田卓夫)




3月定期演奏会

チケットを購入
3月9日[木]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
3月10日[金]19:00開演
サントリーホール
チケットを購入
3月12日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール

指揮:アンドレア・バッティストーニ
(東京フィル 首席指揮者)
オルガン:石丸由佳*

特設ページはこちら


ベルリオーズ/序曲『ローマの謝肉祭』
カゼッラ/狂詩曲『イタリア』(カゼッラ生誕140年)
サン=サーンス/交響曲第3番『オルガン付き』*


【聴きどころ】3月は首席指揮者バッティストーニ。ベルリオーズの「序曲『ローマの謝肉祭』」(1844)、サン=サーンスの「交響曲第3番『オルガン付』」(1886)と約40年を隔てた19世紀フランス音楽2曲の間に20世紀のアルフレード・カゼッラ(1883-1947)の「狂詩曲『イタリア』」(1909)を置く。2023年が生誕140年に当たるカゼッラはイタリアでは珍しく、オペラよりも交響曲、管弦楽曲、ピアノ曲などに力を注いだ作曲家。2021年に日本初演した自作の「フルート協奏曲『快楽の園』」が象徴したように、バッティストーニは音楽の色彩感、絵画性に強い関心を持ち、3曲を鮮やかに描き分けるだろう。(文:池田卓夫)




5月定期演奏会

チケットを購入
5月10日[水]19:00開演
サントリーホール
チケットを購入
5月12日[金]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
5月14日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール

指揮:ミハイル・プレトニョフ
(東京フィル 特別客演指揮者)


特設ページはこちら


ラフマニノフ/幻想曲『岩』
ラフマニノフ/交響詩『死の島』
ラフマニノフ/交響的舞曲
(ラフマニノフ生誕150年)


【聴きどころ】5月はプレトニョフ。ロシアのピアニスト&指揮者としての大先輩、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の生誕150周年&没後80周年の二重アニヴァーサリーに因み、管弦楽曲ばかり3曲の特集を組んだ。興味深いのはそれぞれの作品番号と初演年。「幻想曲『岩』」作品7は1895年、アルノルト・ベックリンの同名絵画に想を得た「交響詩『死の島』」作品29は1909年、アメリカ亡命後の「交響的舞曲」作品45は1941年。19世紀末から20世紀半ばまでの長期にわたるラフマニノフの作風の変化をピアノ音楽抜きで検証する画期的、ある意味学究的でもあるプログラミングといえる。(文:池田卓夫)




6月定期演奏会

チケットを購入
6月23日[金]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
6月25日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
チケットを購入
6月27日[火]19:00開演
サントリーホール

指揮:尾高忠明
(東京フィル 桂冠指揮者)
ピアノ:亀井聖矢*
(2022年ロン=ティボー国際音楽コンクール優勝)


特設ページはこちら


尾高惇忠/オーケストラのための『イマージュ』
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番*
ラフマニノフ/交響曲第1番
(ラフマニノフ生誕150年)


【聴きどころ】6月は桂冠指揮者尾高忠明ラフマニノフのアニヴァーサリー“バトン”をプレトニョフから受け継ぐ。若く希望に燃えていた作曲家&指揮者のラフマニノフ青年が苦悶した「交響曲第1番」と、そこから当時最新の心理療法の助けも借りて立ち直り、大成功を収めた「ピアノ協奏曲第2番」。蹉跌と再起を一対にした選曲もかなり、ひねりが効いている。ピアノ独奏は2001年生まれの新鋭で2022年、パリのロン=ティボー国際音楽コンクールピアノ部門で第1位・評論家賞・聴衆賞に輝いた亀井聖矢。冒頭には2021年に亡くなった尾高の実兄、尾高惇忠の代表作「オーケストラのための『イマージュ』」を置いた。1981年に忠明と東京フィルが初演、兄弟の父の尚忠にちなむ「尾高賞」を授かった名作だ。(文:池田卓夫)




7月定期演奏会

チケットを購入
7月23日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
チケットを購入
7月27日[木]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
7月31日[月]19:00開演
サントリーホール

指揮:チョン・ミョンフン (東京フィル 名誉音楽監督)
オテロ:グレゴリー・クンデ
デズデーモナ:小林厚子
イアーゴ:ダリボール・イェニス
ロドヴィーコ:相沢 創
カッシオ:フランチェスコ・マルシーリア
エミーリア:中島郁子
ロデリーゴ:村上敏明
モンターノ:青山 貴
伝令:タン・ジュンボ
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)


特設ページはこちら


ヴェルディ/歌劇『オテロ』

全4幕・日本語字幕付き原語(イタリア語)上演
原作:ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』
台本:アッリーゴ・ボーイト
公演時間:約2時間50分(休憩含む)


【聴きどころ】7月はマエストロ・チョン。折に触れ取り組んできたオペラの演奏会形式上演で、今回はヴェルディ後期の傑作『オテロ』(1887)に挑む。2022年10月定期のヴェルディ最後のオペラ、同じくシェイクスピアに基づく『ファルスタッフ』を指揮するのは全く初めてだったが、日本での『オテロ』は2013年4月のフェニーチェ歌劇場(ヴェネツィア)とのツアー以来10年ぶり。舞台上演と演奏会の違いを超え、過去10年間のヴェルディ指揮者としての円熟をつぶさに味わう好機だろう。マエストロ・チョンが指揮すると、どのオペラも生き物のように動き出し、最初から最後まで一気に突き進む。(文:池田卓夫)




10月定期演奏会

チケットを購入
10月18日[水]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
チケットを購入
10月19日[木]19:00開演
サントリーホール
チケットを購入
10月22日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール

指揮:クロエ・デュフレーヌ
(2021年ブザンソン国際指揮者コンクール聴衆賞、オーケストラ賞)
ヴァイオリン:中野りな*
(2022年仙台国際音楽コンクール優勝)


特設ページはこちら


リリ・ブーランジェ/春の朝に
(リリ・ブーランジェ生誕130年)
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番*
ベルリオーズ/幻想交響曲


【聴きどころ】10月は初来日のクロエ・デュフレーヌ。歌劇場の児童合唱団で歌っていた時、管弦楽に魅せられて指揮者を志し、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーに留学、多くのマエストロを輩出したヨルマ・パヌラ一門の教育を受けた。2021年にブザンソン国際指揮者コンクールの最高位入賞、聴衆賞とオーケストラ賞の受賞で注目され、東京五輪閉会式では次のパリ大会に向け、フランス国立管弦楽団を指揮する映像も流れた。サン=サーンスの「ヴァイオリン協奏曲第3番」にベルリオーズの「幻想交響曲」と、2人の作曲家を3月のバッティストーニから引き継ぐが、冒頭に生誕130周年の女性作曲家リリ・ブーランジェの「春の朝に」 を置いたのが目を引く。92歳の天寿を全うした姉ナディアに対し、妹リリは「ローマ大賞」受賞などで将来を嘱望されながら、24歳で夭折した。サン=サーンスのソロは2022年仙台国際音楽コンクールの優勝者、中野りな。(文:池田卓夫)




11月定期演奏会

チケットを購入
11月10日[金]19:00開演
サントリーホール
チケットを購入
11月12日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
チケットを購入
11月16日[木]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール

指揮:アンドレア・バッティストーニ
(東京フィル 首席指揮者)
チェロ:佐藤晴真*
(2019年ARDミュンヘン国際音楽コンクール優勝)


特設ページはこちら


チャイコフスキー/幻想曲『テンペスト』
チャイコフスキー/ロココの主題による変奏曲*
チャイコフスキー/幻想序曲『ハムレット』
チャイコフスキー/幻想序曲『ロメオとジュリエット』
(チャイコフスキー没後130年)


【聴きどころ】11月はバッティストーニ。「シェイクスピアとチャイコフスキー」をテーマに『テンペスト』『ハムレット』『ロメオとジュリエット』の幻想曲、幻想序曲を一気に演奏するばかりか、チェロ独奏が活躍する「ロココの主題による変奏曲」では協奏曲の醍醐味も。ソロは2019年ARDミュンヘン国際音楽コンクールのチェロ部門で日本人初の優勝を遂げて以来、世界に活躍の場を広げる佐藤晴真が担う。シェイクスピアにはマエストロ・チョンの『オテロ』(オペラ演奏会形式)、チャイコフスキーにはプレトニョフの『マンフレッド』という導火線もあり、シーズンの締めくくりにふさわしい。少年時代のバッティストーニは音楽と文学、どちらに進もうかと迷い、チェロを学んでいて突然、指揮の機会が訪れた時に振ったのがチャイコフスキーだった。自伝的プログラムでもある。(文:池田卓夫)




◆チケット料金

  SS S A B C
通常料金 ¥15,000 ¥10,000 ¥8,500 ¥7,000 ¥5,500
東京フィルフレンズ料金
WEB優先販売期間
(10%off ※SS席を除く)
- ¥9,000 ¥7,650 ¥6,300 ¥4,950

◆6・7・10・11月定期演奏会 1回券 チケット発売日

最優先発売日

4月8日(土)10:00

優先発売日

4月15日(土)10:00

一般発売日

4月25日(火)10:00

WEB優先発売期間 / 期間中はどなたさまも定価の1割引き!

4月15日(土)10:00 ~ 4月24日(月)23:59

※東京フィルチケットサービスはチケット発売初日の土日祝のみ10時~16時営業


発売日の分類について
最優先 | 賛助会員、定期会員の皆様を対象とした発売日です。お電話にて承ります。
優先 | 東京フィルフレンズ会員の皆様を対象とした発売日です。お電話にて承ります。
WEB優先 | 東京フィルWEBチケットサービスにて期間中どなたさまも定価の1割引きでご購入いただけます。
一般 | 一般の皆様を対象とした発売日です。

◆チケット購入方法

東京フィルチケットサービス(電話受付:平日10時~18時/土日祝休*)

東京フィルチケットサービスの電話受付では、お客様のご要望に沿った詳細な座席のご紹介をさせていただきます。東京フィルフレンズ会員の方は、東京フィルチケットサービスでの電話受付により10%お安くお求めいただけます。

東京フィルチケットサービス TEL:03-5353-9522 営業時間:10:00~18:00 定休日:土・日・祝

*発売日の土曜日は10:00~16:00まで電話受付いたします。



東京フィルWEBチケットサービス(24時間受付)

    チケットを購入する