
【聴きどころ】1月のシーズンオープニングは名誉音楽監督のマエストロ・チョン。シューベルトの『未完成』(第7番)、ブルックナーの「第7番」と、ともにウィーンで生涯を終えたロマン派初期と後期の作曲家2人を代表する交響曲を並べた。東京フィルとはベートーヴェン、ブラームスの交響曲全曲を演奏、マーラーも頻繁にとり上げるなど、マエストロ チョンのドイツ=オーストリア音楽への傾倒には、並々ならないものがある。ドイツ語圏のオーケストラとの共演歴も長い。どこまでも正攻法のアプローチから円熟の味わいが立ち上り、「もっともっと深いところから、音をほりおこして!」と鼓舞し続けてきた東京フィルから、魂を揺さぶる響きを引き出すに違いない。(文:池田卓夫)
【特集】
▷ 【特別記事】1月定期演奏会の聴きどころ「コロナ禍でいっそう絆を深めたコンビの“更なる進化”、そして“独墺交響曲における唯一無二の深化」(文=柴田克彦)
▷ 【楽団員インタビュー】コンサートマスター 三浦章宏
▷ 【楽団員インタビュー】第二ヴァイオリン首席奏者 戸上眞里&藤村政芳
▷ 【楽団員インタビュー】ヴィオラ首席奏者 須田祥子
▷ 【楽団員インタビュー】チェロ首席奏者 渡邉辰紀
▷ 【楽団員インタビュー】コントラバス首席奏者 片岡夢児
▷ 【楽団員インタビュー】フルート首席奏者 神田勇哉
▷ 【楽団員インタビュー】オーボエ首席奏者 荒川文吉
▷ 【楽団員インタビュー】ファゴット首席奏者 廣幡敦子
▷ 【楽団員インタビュー】ホルン首席奏者 齋藤雄介、ホルン奏者 田場英子
▷ 【楽団員インタビュー】トランペット首席奏者 古田俊博
▷ 【楽団員インタビュー】ティンパニ奏者 塩田拓郎
【メッセージ動画】
1月定期演奏会

1月26日[木]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
1月27日[金]19:00開演
サントリーホール
1月29日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
指揮:チョン・ミョンフン
(東京フィル 名誉音楽監督)
シューベルト/交響曲第7番『未完成』
ブルックナー/交響曲第7番(ノヴァーク版)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:Bunkamura(1/29公演)