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2020年3月13日(金)
2019年度第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞「優秀録音作品部門」受賞
このたび、首席指揮者アンドレア・バッティストーニと東京フィルハーモニー交響楽団のコンビが日本コロムビア社より継続してリリースしている「BEYOND THE STANDARD」第3弾『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/吉松隆:サイバーバード協奏曲』が2019年度第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞「優秀録音作品部門」を受賞いたしました。
ミュージック・ペンクラブ音楽賞
アンドレア・バッティストーニ指揮 / 東京フィルハーモニー交響楽団
上野耕平、山中淳史、石若駿
『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
吉松隆:サイバーバード協奏曲』 COCQ 85466
「BEYOND THE STANDARD」シリーズ公式HP
授賞理由
日本コロムビアが「ビヨンド・ザ・スタンダード」シリーズとしてリリースしたアンドレア・バッティストーニ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する第三弾のアルバムである。
特徴的なのはクラシックの代表作品ともいえる、ベートーヴェンの交響曲第5番に併せて、ベートーヴェンとの出会いから作曲家を志した吉松隆の「サクスフォン協奏曲・サイバーバード」がカップリングされていることだ。収録場所は東京・西新宿にある東京オペラシティ。無観客でのホール録音は十分すぎるほどの贅沢な空間へとタイムスリップさせてくれる。叙情感と躍動感を縦横無尽に引き出すバッティストーニの指揮もさることながら、SN 感が高くローレベルまで一点の曇りもないニュアンスの豊かなサウンドが味わえる点で、至高の録音作品として賛辞を惜しまない。(潮 晴男)