【聴きどころ】5月は首席指揮者アンドレア・バッティストーニが指揮台に上る。前半で演奏されるのは、バッティストーニ自身のオーケストラ編曲によるシューマンの『子供の情景』。今回が世界初演となる。原曲のピアノ曲は有名だが、これをオーケストラで演奏するという発想は新鮮だ。「トロイメライ」や「詩人は語る」など、オーケストラならではの表現によって違った魅力が生まれてくるのではないだろうか。作曲家としての顔も持つバッティストーニがどんなオーケストレーションを施すのか、実に興味深い。今年、第一子をもうけたことが編曲のきっかけになっているのだろうか。後半はマーラーの交響曲第4番。終楽章ではソプラノの高橋維が天上の歌をうたう。このうえもなく清澄な音楽に身を委ねたい。
文:飯尾洋一
【特集】
▷ 【特別寄稿】5月定期演奏会の聴きどころ アンドレア・バッティストーニが綴るローベルト・シューマンとグスタフ・マーラー:幼時の記憶を呼び覚ます音楽
(文=アンドレア・バッティストーニ/訳=松村哲哉)
「シューマンは、音楽史上もっとも偉大な作曲家の一人だと思います。その遺産は、ロマン派の中でもとりわけ独創的な作品群として、今なお強い存在感を放っています。加えて私が共感するのは、『音楽は物語である』という考えです。」
▷ 【特別記事】コンサートマスター近藤 薫が語るシューマン&マーラープログラム「子供の心で」
「マーラーの第4番、深掘りするととても面白いです。交響曲では2番・ 7番・ 8番、5番・6番に比べると、ドラマティックなことは何も起こらない。英雄が出てきて戦ったり嘆いたり赦しを得たり、そういう大人が抱えるような苦悩は登場しないように見えます。でも、真理はある。前半の「子供の情景」しかり、誰もが持っている子供の心に触れてくる作品だと思います。」
【メッセージ動画】
ヴィオラ首席奏者 須田祥子
オーボエ首席奏者 芳野円香
ソプラノ 高橋 維
【掲載記事】
▷ ぶらあぼONLINE(4月1日付)アンドレア・バッティストーニの新境地——東京フィルと自らの編曲による「子供の情景」を世界初演(文=柴田克彦)
▷ 毎日クラシックナビ(5月14日付)バッティストーニがシューマンとマーラー一体に描く「子供の情景」(文=池田卓夫)
5月定期演奏会

5月13日[水]19:00開演
サントリーホール
5月17日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
5/17(日)第1031回オーチャード定期演奏会にご来場のお客様へ 渋谷「文化村通り」交通規制のお知らせ
指揮:アンドレア・バッティストーニ
(東京フィル 首席指揮者)
ソプラノ:高橋 維*
シューマン(バッティストーニ編)/『子供の情景』〈世界初演〉
マーラー/交響曲第4番*
1回券料金
| SS席 | S席 | A席 | B席 | C席 | |
|---|---|---|---|---|---|
| チケット料金 | ¥15,000 |
¥10,000 |
¥8,500 |
¥7,000 |
¥5,500 |
※( )…東京フィルフレンズ、WEB優先発売価格(SS席は対象外)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:Bunkamura(5/17公演)



















