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2014年7月1日(火)
【ニュースリリース】"こどもたちと音楽交流"
東京フィルが北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県の小学校を訪問します
公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団(所在地:東京都新宿区、理事長:三木谷浩史、以下「東京フィル」)は、北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県において、小中学生を対象とした2014年度文化庁「文化芸術による子供の育成事業」のプログラムを実施いたします。
東京フィルは、この度、文化庁の採択を受けた学校を2度訪問し、少人数の東京フィルの楽員によるワークショップ(事前指導)、そして体育館にて総勢80名によるフル・オーケストラの演奏会を開催。子供たちと音楽を通じたコミュニケーションを図ってまいります。
公演内容として、ベートーヴェン作曲の交響曲第5番『運命』を題材に、ボディパーカッションを取り入れ、音楽の原点である打楽器、リズムを身体で体験する事により音楽への新たな興味を促します。また、フィンランドの第2の国歌と言われ、世界中で広く歌われている交響詩『フィンランディア』を用い、この美しい旋律につける歌詞を生徒たちに“自分の故郷を思い浮かべながら”考えてもらいます。各学校オリジナルの『フィンランディア』を完成させ、本公演ではオーケストラの伴奏で生徒の考えた歌詞による合唱を披露します。生徒一人ひとりの自己表現力、共同作業によるコミュニケーション能力と協調性を育くむことを目指します。
オーケストラは「個性」「協調性」「国際性」というまさにグローバル時代に生きるこども達に必要とされる要件を内包した存在です。東京フィルは、アンサンブル等音楽上のコミュニケーションを通じて、未来を担うこどもたちの糧となる社会的経験として、毎年約2万人の子供たちと交流をしています。また、今年3月には、創立100周年記念ワールド・ツアーに合わせて、ニューヨーク、パリ、シンガポールにおいて、地元の青少年との音楽ワークショップや音楽大学でのマスタークラス参加など積極的に青少年との国際交流を行いました。