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2014年6月25日(水)
10月定期演奏会に出演するチョ・ソンジンよりコメントが届きました
2014年10月の東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会にピアニストとして出演するチョ・ソンジンよりコメントが届きました。
取材・文:高坂 はるか(音楽ライター)
パリでの留学生活について
©Ramistudio.com
「2012年の秋からパリ音楽院に留学して、もうすぐ2年が過ぎようとしています。旅をしてばかりなので、実際にパリで過ごした時間は1年くらいかもしれませんが(笑)。
現在はミシェル・ベロフ先生のもとで学んでいます。音楽についてはもちろん、人生についてもいろいろな話をして、とにかく刺激がいっぱいです。
2011年のチャイコフスキーコンクールを受けたとき、僕はまだ17歳で、人生のことも世界のことも何も知りませんでした。それからいろいろな経験をしました。僕の中にも大きな変化があったと思います」
©Ramistudio.com
プレトニョフ氏との共演について
「プレトニョフ氏とは、今回演奏するショパンのピアノ協奏曲第1番で、これまでに何度か共演させていただいています。
最初にお会いするまで、実はすごく緊張していました。ポーカーフェイスのイメージから、とても真面目で全然笑わない方なのではないかと思っていたので……。ですがお会いしてみるととても優しく、すごく素敵なユーモアのセンスをお持ちの方でした。これは、彼の音楽からも感じられます。あのユーモアのセンスには本当に憧れます。うらやましいくらいですね。そういうことは、学んで身につけられることではありませんから。
ショパンのピアノ協奏曲第1番は、オーケストレーションが不完全と言われているところのある作品ですが、今回はプレトニョフ氏によってオーケストレーションにアレンジが加えられたものが演奏されます。すばらしい仕上がりになっていますよ。
僕自身大好きな作曲家であるショパンの作品を、日本のみなさんにお届けしたいと思います」
ミハイル・プレトニョフとチョ・ソンジン共演の公演評はこちら
軽やかな響きのヴィルトゥオーゾ | Basler Zeitung
クラシック界の若き天才を聴く | Basell and schaftliche Zeitung
いよいよ定期演奏会1回券の発売迫る!
2014年10月21日(火) 19:00 開演
サントリーホール 大ホール
2014年10月24日(金) 19:00 開演
東京オペラシティ コンサートホール
指揮 : ミハイル・プレトニョフ
ピアノ : チョ・ソンジン *
メゾ・ソプラノ : 小山 由美 **
テノール : 福井 敬 **
合唱 : 新国立劇場合唱団 **
ショパン〔プレトニョフ編〕/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 *
スクリャービン/交響曲第1番 ホ長調 作品26 **