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インフォメーション

【聴きどころ】勇壮なリズム、そして色彩感溢れるオーケストレーション。聴けばすぐ気が付くアルメニア出身の作曲家ハチャトゥリアンのバレエ音楽『ガイーヌ』は人気作。しかし、それ以外の作品となると、あまり聴くチャンスはなかった。その知られざるハチャトゥリアン作品を演奏してくれるのが、作曲家の名前を冠したハチャトゥリアン国際指揮者コンクールで優勝した若手・出口大地(1989年生まれ)。彼は、その後もクーセヴィツキー国際指揮者コンクールで最高位&オーケストラ特別賞を受賞し、日本とヨーロッパでこれからの活躍が期待されている注目株。彼が振るハチャトゥリアンの傑作交響曲第2番『鐘』は聴きものだ。ザハール・ブロンの愛弟子である木嶋真優と共演するヴァイオリン協奏曲は、実はフルート協奏曲に編曲されて愛されてきた。日本のオーケストラで「オール・ハチャトゥリアン・プログラム」が演奏されるのは極めてまれなこと。民族色豊かな作曲家の世界を楽しもう。(文:片桐卓也)



【特集】


 ▷ 【特別記事】7月定期の聴きどころ アルメニアと日本の友情の架け橋 俊英が紡ぐオール・ハチャトゥリアン・プログラム(文=林 昌英)

 ▷ 【特別記事】アルメニア探訪~アルメニア・日本外交関係樹立30周年

 ▷ 【楽団員インタビュー】コンサートマスター 三浦章宏


【マエストロ 出口大地よりメッセージ】


出口大地 Ⓒhiro.pberg_berlin

 世界最古のキリスト教国、アルメニア。街中や大自然の中に時が止まったように点在する太古の教会、ゴツゴツとした岩山の周囲に広がる緑の原野と湖……。まるでロールプレイングゲームの世界観を抜き出したようなこの国をルーツに持つハチャトゥリアン。世にも珍しいオール・ハチャトゥリアンのプログラムは、彼が指揮者として日本のオーケストラと共演した作品をテーマとしています。
 音楽の源泉を「民謡とリズム」と語り、自身の性格を「エネルギッシュで善良」と表現したその個性はそれぞれ『ガイーヌ』とヴァイオリン協奏曲に投影され、交響曲第2番『鐘』は盟友ショスタコーヴィチをして「悲劇的な源泉がきわめて高揚した最初の作品」と言わしめた、平和への祈りと葛藤が詰まった大作です。そんな彼の喜怒哀楽を揃えたプログラム、東洋的な旋律や和太鼓を彷彿とさせる血沸き肉躍るリズムは、必ず日本人の琴線にも触れると信じています。
 19歳まで音楽教育を受けずに育ち、日本をはじめ世界で活躍したアルメニア人作曲家兼指揮者ハチャトゥリアンと、同じく法学部から回り道して音楽の世界に入り、彼の名を冠するコンクールでアルメニアデビューを飾った日本人指揮者の私。そんな二人の織り成すちょっぴり奇妙で不思議な運命のあやとり糸が、アルメニアと日本の「はしご」となれば幸いです。(文:出口大地)

【メッセージ動画】





7月定期演奏会 

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7月7日[木]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
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7月10日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
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7月12日[火]19:00開演
サントリーホール

指揮:出口大地
(2021年ハチャトゥリアン国際コンクール第1位、クーセヴィツキー国際指揮者コンクール最高位入賞)
ヴァイオリン:木嶋真優*

曲目解説(PDF)

ハチャトゥリアン/バレエ音楽『ガイーヌ』より
ハチャトゥリアン/ヴァイオリン協奏曲*
ハチャトゥリアン/交響曲第2番『鐘』



主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:Bunkamura(7/10公演)
後援:駐日アルメニア共和国大使館
日本・アルメニア外交関係樹立30周年記念

公演カレンダー

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