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2022年8月26日(金)
"Falstaff with a Sword, wine Jug and Glass"
エドゥアルト・フォン・グリュッツナー
Private Collection Germany
「この作品は喜劇です。今回は演奏会形式の上演ですが、喜劇としてお客様に笑っていただける要素を随所に盛り込んで舞台を作りたいと考えています。
たとえば…“太鼓腹”と描写される騎士ファルスタッフの体格や衣裳、物語で重要な小道具となる2通のラブレターやファルスタッフが隠れる洗濯籠、酒びん、鹿のツノなど……。それぞれの人物についての視覚的なイメージも重要です。多くの登場人物が現れるこの作品で、私も舞台の上で何かするかもしれません。『ファルスタッフ』は他のヴェルディ作品と比べれば有名なアリアはほとんどありませんが、それ故に難しく、喜劇と言っても侮ってはならない、とても高尚な作品なのです」
マエストロ チョン・ミョンフンによる第1回レクチャーの様子
【特集】
▷ 【特別記事】『ファルスタッフ』演出補、家田淳さんが語る マエストロ チョン指揮・演出『ファルスタッフ』「きっと今までにない舞台になると思います」▷ 【特別記事】10月定期演奏会の聴きどころ「最後に笑う者が、本当に笑う者なのだ〜ヴェルディの総決算にして新しい時代を切り開いた究極の傑作『ファルスタッフ』」(文=加藤浩子)
▷ 【特別記事】10月定期演奏会の聴きどころ「世界初! 名演の期待が高まるチョン・ミョンフンの『ファルスタッフ』(文=香原斗志)
▷ チェロ首席奏者 服部 誠が語るチョン・ミョンフン指揮・演出『ファルスタッフ』
▷ 歌劇『ファルスタッフ』の物語
10月定期演奏会 オペラ演奏会形式『ファルスタッフ』
10月20日[木]19:00開演
サントリーホール
10月21日[金]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
10月23日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
指揮・演出:チョン・ミョンフン
(東京フィル 名誉音楽監督)
ファルスタッフ(バリトン):セバスティアン・カターナ
フォード(バリトン):須藤慎吾
フェントン(テノール):小堀勇介
カイウス(テノール):清水徹太郎
バルドルフォ(テノール):大槻孝志
ピストーラ(バス・バリトン):加藤宏隆
アリーチェ(ソプラノ):砂川涼子
ナンネッタ(ソプラノ):三宅理恵
クイックリー(メゾ・ソプラノ):中島郁子
メグ(メゾ・ソプラノ):向野由美子
合唱:新国立劇場合唱団
ヴェルディ/歌劇『ファルスタッフ』(演奏会形式)
公演時間:約2時間30分(休憩を含む)
原作: ウィリアム・シェイクスピア 『ウィンザーの陽気な女房たち』
台本: アッリーゴ・ボーイト
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
共催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団(10/21公演)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション(10/20公演)
公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団(10/20公演)
公益財団法人 花王 芸術・科学財団(10/20公演)
後援:日本ヴェルディ協会
協力:Bunkamura(10/23公演)