
【聴きどころ】世界に轟く名ヴァイオリニスト、ピンカス・ズーカーマンが弾き振りで登場。2023年の「午後のコンサート」に続いての共演となる。指揮者としてのズーカーマンは、作品への共感と作曲家への尊敬を込めた温かい音楽を作り上げる。ハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番では、ソリストとして美音を響かせながら、オーケストラに寄り添った演奏を聴かせてくれるだろう。エルガー「弦楽セレナード」では、オーケストラの弦楽器セクションから全幅の信頼を寄せられるマエストロのもと、味わい深い旋律を歌い上げるとともに、高密度のアンサンブルが期待される。モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』はまさに至福の時。「崇高無比」な交響曲は、まばゆい光を放つに違いない。
文:柴辻純子(音楽評論家)
【特集】
▷ 【特別記事】6月定期演奏会の聴きどころ
名匠ピンカス・ズーカーマンとおくる美しき正統の輝き(文=林昌英)
6月の定期演奏会にピンカス・ズーカーマンが登場する。今年77歳、半世紀以上にわたり世界のトップステージで活躍し続け、賞賛を浴びてきたヴァイオリニスト。聴く人も共演者も、彼のオーラに惹き込まれて思わず笑顔になってしまうような、まさに「レジェンド」と呼ぶにふさわしい存在だ。
▷ 【特別記事】ヴィオラ首席奏者小峰航一が語る 6月定期演奏会の聴きどころ
6月定期は指揮者、ヴァイオリン奏者、そしてヴィオラ奏者としても世界的に活躍するピンカス・ズーカーマンが「弾き振り」で登場。6月から東京フィル首席ヴィオラ奏者として入団した小峰航一が語ります。
【メッセージ動画】
【掲載記事】
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▷ ぴあエンタメ情報(6月14日付)水先案内人田中 泰がセレクト いま、最高の一本 東京フィルハーモニー交響楽団 第1018回オーチャード定期演奏会(文=田中 泰)
▷ ぶらあぼONLINE(5月26日付)東京フィルの6月定期は開演30分前から聴き逃せない! 巨匠ピンカス・ズーカーマンが弾き振りで登場(文=柴田克彦)
6月定期演奏会

6月22日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
6月23日[月]19:00開演
サントリーホール
6月24日[火]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
指揮・ヴァイオリン:ピンカス・ズーカーマン
エルガー/弦楽セレナード
ハイドン/ヴァイオリン協奏曲第1番
モーツァルト/交響曲第41番『ジュピター』
スペシャル・プレコンサート
出演:ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)&東京フィルメンバー
曲目:メンデルスゾーン/弦楽八重奏曲第1楽章
各公演開演の30分前から舞台上にて約15分間の室内楽演奏がございます。

第一ヴァイオリン ピンカス・ズーカーマン
第二ヴァイオリン 三浦 章宏(東京フィル コンサートマスター)
第三ヴァイオリン 榊原 菜若(第一ヴァイオリンフォアシュピーラー)
第四ヴァイオリン 藤村 政芳(第二ヴァイオリン首席奏者)
第一ヴィオラ 小峰 航一(ヴィオラ首席奏者)
第二ヴィオラ 加藤 大輔(ヴィオラ副首席奏者)
第一チェロ 渡邉 辰紀(チェロ首席奏者)
第二チェロ 黒川 実咲(チェロ フォアシュピーラー)
1回券料金
SS席 | S席 | A席 | B席 | C席 | |
---|---|---|---|---|---|
チケット料金 | ¥15,000 |
¥10,000 |
¥8,500 |
¥7,000 |
¥5,500 |
※( )…東京フィルフレンズ、WEB優先発売価格(SS席は対象外)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:Bunkamura(6/22公演)