【聴きどころ】チョン・ミョンフンのメシアン『トゥランガリーラ交響曲』が実現する。このシーズンの東京フィル定期演奏会を代表する、屈指の注目公演になるのが、「第1000回」を迎える6月の定期演奏会。本作も20世紀を代表する大作のひとつだが、マエストロが1990年にパリ・オペラ座バスティーユ管と本作を録音した際、メシアン自身が立ち会って大絶賛し、「今後の基準になる」とまで言わしめた。その後もマエストロはメシアンの晩年まで交流を続け、本作はフランスでも度々取り上げている。東京フィルとは2007年以来となる本作で、このコンビの総決算的な名演が実現し、究極的なメシアン体験ができるという期待に興奮が隠せない。ピアノの俊英・務川慧悟、オンド・マルトノの世界的名手・原田節が加わる布陣もさらに期待を高める。(文=林 昌英)
【特集】
▷ 【特別記事】6月定期演奏会の聴きどころ「メシアンの『トゥランガリーラ交響曲』に寄せて」(文=藤田 茂)
▷ 【(再録)特別記事】 オンド・マルトノ奏者原田節インタビュー「オンド・マルトノの魅力に迫る!」
▷ オンディスト、原田節が語る メシアン「トゥランガリーラ交響曲」によせて
1)オンド・マルトノを語り尽くす!
2)オンド・マルトノの仕組みと哲学
3)メシアンがオンド・マルトノに託したものは
▷ 【特別座談会】東京フィルの打楽器奏者が『トゥランガリーラ交響曲』を語る!
Part 1)
Part 2)
【メッセージ動画】
務川慧悟(ピアノ)
原田 節(オンド・マルトノ)
【掲載記事】
▷ ぶらあぼONLINE(5月16日付)メシアンの精神を体現するマエストロで聴く“愛”の交響曲(文=鈴木淳史)
▷ Bunkamura magazine online(5月2日付)15もの打楽器が登場!10人のパーカッショニストが縦横無尽の曲を知ってる?(文=上村真徹)
▷ Webマガジン「ONTOMO」(3月19日付)チョン・ミョンフン、東京フィル第1000回定期で取り上げるメシアン作品に込められた「愛」を語る(取材・文=室田尚子)
6月定期演奏会
6月23日[日]15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
6月24日[月]19:00開演
サントリーホール
6月26日[水]19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール
指揮:チョン・ミョンフン
(東京フィル 名誉音楽監督)
ピアノ:務川慧悟
オンド・マルトノ:原田 節
メシアン/トゥランガリーラ交響曲
公演時間:約80分(休憩なし)
1回券料金
SS席 | S席 | A席 | B席 | C席 | |
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チケット料金 | ¥15,000 |
¥10,000 |
¥8,500 |
¥7,000 |
¥5,500 |
※( )…東京フィルフレンズ、WEB優先発売価格(SS席は対象外)
主催:公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(公演創造活動))| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:Bunkamura(6/23公演)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ